今回は、Alternative Pressの記事です。
それでは、どうぞ。
ジャンルを一新してるアメリカ以外のオルタナティブバンド10
By Ryan Piers
初期のエモアーティストはワシントンの地下に押し込めたれた一方で、パンクロッカーはカリフォルニアの小さなクラブを破壊した。
グランジは太平洋岸北西部で爆発したが、それは世界中に広まった。
だがオルタナティブロックは、どんな形であれ、欧米文化の特産物ではない。
それは普遍的なのだ。
ソウルに行くのか?
ならヒップスター近辺で、ローカルインディーズバンドをチェックしろ。
アフリカのサファリに行くのか?
間違いなく最寄りの都市に、少なくともひとつはロックバンドがある。
そして世界中で、ラテンアメリカより成長が早いシーンはないかもしれない。
もはや旅行代理店みたいに思われてしまうことは承知の上で、ちょっと立ち止まって、世界のオルタナティブのタレントを称えよう。
ここには、君たちが知ってる名前もあれば、君のミュージックライブラリを豊かにする初耳の名前もある。
BABYMETAL – 日本
アメリカのメタルファンは、ロックで最も疑うことを知らないデュオのことをよく知ってる。
BABYMETALは、シーンでのBABYMETALの地位を固めるBring Me The HorizonとのKingslayerを含めて一連のシングルで2020年を締めくくった。
中元すず香と菊地最愛の無邪気なボーカルと結びついたスラッシングギターワークは、興味をなくすのが難しいユニークな組み合わせを生み出す。
BABYMETALは、いつだってメタルをとっつきやすいものにする方法を見つけ出すんだ。
Hyukoh – 韓国
韓国のファンキーなポップロッカーたちは、レッチリが1番近いかもしれない。
だが、それさえも独自のユニークさを持ったバンドにとってはこじつけになる。
Hyukohは、韓国のバラエティ番組Infinite Challengeに出演して、人気が爆発したんだ。
しかしブレイクの準備は出来ていたが、コロナウイルスの所為で彼らのワールドツアーは延期になった。
もしすぐにステージに立ちに来るようなら、Hyukohは満場をうならせると思ってくれ。
Las Ligas Menores – アルゼンチン
イングリッシュスピーカーには、Las Ligas Menoresがなにについて歌ってるのか言い当てることは出来なかった。
それでも、サウンドには普遍的なものがある。
言語の違う歌詞でさえね。
そのアルゼンチン人たちは、2000年代初期のインディーズロッカーのようにプレイする。
モーション・シティ・サウンドトラックを思い浮かべてくれ。
サウンドには明らかに楽しみがあるが、それはパンクのソフトなものだ。
バンドは明らかに2017年にコーチェラでプレイして、広まってる。
この人たちは、アルゼンチンの若手アクトの中江も人気が高く、10年経っても注目を集め続けてる。
Tonight Alive – オーストラリア
このオーストラリア人たちは、色んな意味で2010年のシーンを形作る手助けをした。
彼らの音楽は、What Are You So Scared Of?のポップパンク時代から2018年のより複雑でヘヴィなUnderworldへと進化して、定期的に流行を反映した。
Tonight Aliveは、最も規模の大きいツアーの常連だったし、彼らの“Little Lion Man”のカバーは、今でも現存するベストパンクコアトラックのままだ。
だが最も際立ってるのは、シンガーのジェナ・マクドゥーガルの社会運動かもしれない。
多くの人のために声をあげる彼女は、最も進歩的な運動でさえ、常にその一歩先をいってるように思える。
The Flob – ベトナム
バンドの名前は、白黒ホラー映画から拝借したもののように聞こえる。
でもthe Flobに関して恐ろしいのは、彼らの曲“Em Oii”が、おれだけイヤーワーム的かってことだけだ。
このファンキーな5人組は、明らかに技術への愛を持ってプレイしてる。
だがボーカルのTrần Gia Lộcは際立っていて、アメリカの素晴らしいエモシンガーたちが退屈に思えるほど苦悩を有してる。
the Flobを楽しむのに、ベトナム語を理解する必要なんてないんだ。
Vale Of Amonition – ウガンダ
Vale Of Amonitionはヘヴィメタルと語りを組み合わせ、その組み合わせが、彼らを東アフリカで最も人気があるロックアクトのひとつにした。
彼らの音楽は、曲的にも歌詞的にもダークだ。
でも2009年のウガンダの激動の時代の終わりに誕生したバンドにとっては、フェアなサウンドだ。
彼らは諦めることなく、激変する国の感情のはけ口を提供してきたのだ。
Chunk! No, Captain Chunk! – フランス
イージーコアの巨人は、2016年の曲“Blame It On This Song”とそれに続く活動休止で、多くの人を惑わした。
それは、Chunk! No, Captain Chunk!がもう辞めてしまったように感じたんだ。
このバンドを長続きさせたもう分厚いギターコードもなく、陽気な歌詞もなく、微妙なフランス語訛りもないんだ。
だがありがたいことに、パンデミックの間にChunk! No, Captain Chunk!はもうひとつアルバムを作り上げる時間を見つけたんだ。
彼らの新曲の“Bitter”は、これから素晴らしいことが起こるサインだ。
Dengue Dengue Dengue – ペルー
Dengue Dengue Dengueよりも自国の文化を称えたバンドを見つけるのは難しい。
彼らの2019年のアルバムZenit & Nadirは、アフリカ系ペルー人の歴史の贈り物を開封し、すべてのお宝を自身のユニークなバラエティに富んだ曲で披露してるんだ。
リズムはキャッチーで、インストは凄くパリッとしてて高揚感がある。
Daft Punkが解散したことをまだ悲しんでるファンにとって、Dengue Dengue Dengueは間違いなくその喪失感を埋めてくれる。
Flamingods – バーレーン
バーレーンとロンドンの4ピースロックバンドは、自分たちの多様なバックグラウンドを上手く反映してる。
このバンドのサイケデリックの影響は、高齢者は高く評価するだろう。
だがエッジが効いたもののファンには、ダークな感じを受けるだろう。
Flamingodsのサウンドは、Flaming Lipsとthe Cureを2等分したものだと考えてくれ。
このマジで才能のあるバンドには、層があるんだ。
Mashrou’ Leila – レバノン
熟練したストーリーテラーMashrou’ Leilaは、豊かな歴史を持ちながら、文化的な対立の時期になってるゴージャスな国の声なきものの代弁者だ。
ワシントンの地下のフガジ、或いはタコマのクラブのNirvanaのように、このバンドは世界に人々の怒りや不安を聞かせてる。
だがそれらの人々は、銃撃戦、文化戦争、腐敗した政府の標的になってるのだ。
このバンドは、ただプレイするだけじゃなく、彼らの痛みを君たちに感じさせる。
ベトナムのバンドはなかなか良いですね。
Kpopなんかに文化侵略させんなよ、良いバンドがあるじゃん。
オーストラリアのTonight Aliveも良いんだけど、有名なBABYMETALとTonight Aliveはこのリストに入っちゃいけない存在に感じてしまうw
別に有名だとダメってことはないんですけどね。
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「第2のテイラー・スウィフト」米国女子高生が日テレドラマ主題歌担当:
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/06/08/kiji/20210607s00041000667000c.html
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__l ‘-‐┬‐ .l この曲だぜ?
/ ヽ.__ノ |
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/⌒ ー、\ こんなのアメリカでヒットしてるって話を
/( ●) (●)\ 耳にしなかったら 誰が聴くんだ?
. /:::::⌒(__人__)⌒:::::\ ベトナムのThe Flobのほうが100倍良いよ
cー、 | |r┬-/ ‘ |⌒,一っ
,へ λ \ `ー‐’ / 入 へ、
>>
/_ノ ヽ\ ほんとディズニーから出てくる女性シンガーって
/ ( ●) (●)、 めちゃくちゃ多いよね
/::::::::⌒(__人__)⌒\ もうお腹いっぱいだよ
| |r┬-| | まぁ“好みの問題”とか言われたらお仕舞いだけどね
\ `ー’´ /
⊂⌒ヽ 〉 <´/⌒つ
\ ヽ / ヽ /
\_,,ノ |、_ノ
人から押しつけられるスタンダードとは別の、自分自身が納得できる基準を持てれば、独自の勝ちパターンを見つけることもできるようになる。
堀場雅夫
https://www.altpress.com/features/best-international-alternative-bands/