Heavy Consequence:2022年メタル/ハードロックTOP30 BABYMETALは11位 【海外の反応】


 
 
今回は、Heavy Consequenceの記事です。
それでは、どうぞ。


 
 
 
 
shinpuu
Heavy Consequence:2020年のメタルとハードロックソングTOP30。
BABYMETALのDivine Attackは11位だ。

Top 30 Metal and Hard Rock Songs of 2022


 
注:というわけで、上記を訳します。
 
 
2020年のメタルとハードロックソングTOP30
 
ヘヴィミュージックは、ある種の黄金時代に達した。
ジャンルの系統図は、アーティストが過去のスタイルを発展させる新しい方法を見つけることで、多岐化し続けてる。
たとえば、Spirit Adriftは時代もののスタッシュとドゥームをアップデートし、Borisのようなバンドは新しいサウンドとコンセプトで自分を試そうとし続けてる。
あらゆる音の方向性は実現可能で、それが凄いところなんだ…。
それ自体で聴覚の宇宙にたゆまぬ進化を遂げてきた終わりのないアートなのだ。
 
パンクスーパーグループOFF!の復活や、チノ・モレノのCrossesの復活、メタルの巨人メタリカの大作カムバックシングルのように、今年は嬉しい驚きと再結成があった。
Lamb of God、メシュガー、スリップノットのような他のベテランアクトは、注目すべき曲を出し、エリートの地位をさらに強固にしてる。
あと、Soul Glo、Big|Brave、Chat Pile、Vein.fmなどの多くの新進気鋭のミュージシャンも聞いた。
 
サブジャンルの終わりのない支流を探求するには、ヘヴィなものの肉食系リスナーには素晴らしい時だ。
俺たちが2022年のTOP30のリストをまとめた時、音の多様性に基づいて積極的に選んでたわけじゃなかったが、そんな感じになった。
リストのものに似たサウンドの曲を2つ見つけるのは困難を極めることになる。
皮肉にも、それはここ1年のヘヴィミュージックの共通の特徴なんだ。
誰もが独自のことをしていて、俺たちはその恩恵を受けてるってわけだ。

 
30. Spirit Adrift – “Mass Formation Psychosis”

2015年くらいから存在しただけだが、Spirit Adriftはすでに今のベストヘヴィ/ドゥームメタルバンドのひとつであることを証明した。
その証拠にMass Formation Psychosisを聴け。
その穏やかなアコースティックストラムは、戦闘態勢のリフとリズムがフロントマンネイト・ギャレットのぶっきらぼうであるが詩的な主張を予想させるために偽りの安心感を与える。
この曲は、落ち着きのある静けさとクラシックなスラッシュメタルの激しさの両方をその方程式に差し込んでいて、掛け値なしの催眠的なヘヴィメタルの楽しみである-Jordan Blum
 
 
29. Taipei Houston – “As the Sun Sets”

メタリカのラーズの息子たちが、まぁメタルをプレイすることを期待する人がいるかもしれない。
だがそうではなく、マイルスとレイン・ウルリッヒは、Death from Above 1979や初期のWhite Stripesのような似たようなデュオを思わせるドラムとベースのフォーマットを作るために、兄弟のケミストリーを利用し、独自のサウンドを作り上げた。
ウルリッヒ家のガレージロックは、ファジーなベースリフと思ったより複雑なストップ・スタートのリズムでいっぱいのデビューシングル“As the Sun Sets”で全開になってる。
これからTaipei Houstonがどれほどのものになるのか見るのが待ちきれない-Jon Hadusek
 
 
28. Dream Widow (Dave Grohl) – “Angel with Severed Wings”

Dream Widowは、Foo Fighterの最初の映画(Studio 666)との冗談半分のタイアップが出来たかもしれない。
だがデイヴ・グロールはその代わりに、エクストリームメタルへの実験的な旅を成功させたのだ。
“Angel with Severed Wings”なんて、それを見事に実証してる。
曲は痛烈なインストと轟くヴァースのかなり率直なブレンオで始まる:だが、それをよりメロディックでより挑戦的にする大胆な変化がすぐに来る。
それは結果的に、グロウルがこのスタイルをマスターしてる理由を例示してる-J.B.
 
 
27. Clutch – “Slaughter Beach”

Clutchについて俺たちが知ってて愛してるものすべては、このロッカーに含まれてる:ニール・ファロンの叫び声、ティム・サルトの突飛なリフ、ダン・メインズとジーン・ポール・ガスターのリズムセクションが、ミッドテンポでやり切ってる。
そして途中でどこからともなく、まるで魔法の絨毯に乗って移動してるかのようにトリッピーでサイケデリックな寄り道がある…。
そして曲のタイトルが80年代のホラー映画っぽい一方で、君の思い込みをぶち壊したくはないが、それは実際、デラウェア州サセックスにある街の名前なんだ-Greg Prato
 
 
26. Jesus Piece – “An Offering to the Night”

速いペース、ドライヴ感、嬉しい意外性、Jesus Pieceは年末までに新しい曲をこっしり忍ばせ、それは間違いなく必要とされていた。
どんなものになるかを垣間見せるAn Offering to the Nightは短い曲だが、ボーカリストのアーロン・ハードにまだ力があって…、バンドの他のみんなもそうであることを説得力を持って示している。
それは近代的なメタルコアだ:鼓動するビートに猛烈なまでに追い込む。
でも正直、俺たちはなにを期待してるんだ?
これこそ、Jesus Pieceが俺たちが献身的に称賛する理由なんだ-Cervanté Pope
 
 
25. Dead Cross – “Heart Reformer”

Dead CrossのHeart Reformerは、デイヴ・ロンバードの物凄いドラムとマイク・パットンの叫ぶボーカルで、激しく、速く、君を殴りつける。
その曲は、このスーパーグループが80年代のスタイルのスラッシュからハードコアパンクまで、なんだって4分間のものにパッケージ化できることを示してる-Anne Erickson
 
 
24. Vein.fm – “The Killing Womb”

Vein.fm(元Vein)が2018年のデビューアルバムErrorzoneをリリースして以降、多くのことがあった。
ボストンを拠点とする5人組は、法律上の理由で名前を変えなければならず、世界中がロックダウンの最中の2020年にリミックスアルバムをリリースした。
そのような長期間では、バンドがサウンドを変えるかもしれないと信じる理由があったが、The Killing WombはVein.fmの損なわれることのないハードコアとメタルコアの荒々しいブレンドを目にすることになる。
だが2000年代初期のオルタナティブメタルやインダストリアルの要素も輝いてる-J.H.
 
 
23. Chat Pile – “Lake Time (Mr. Rodan)”

God’s Countryは、メタルの大衆の腹に聴覚の剣を投げ込んだオクラホマのChat Pileのデビューアルバムだった。
それは獰猛さと怒り以外なにもなかったが、彼らは文字通りLake Time (Mr. Rodan)でカントリーのテリトリーにフルスピードで向かった。
インディーズ映画Tenkillerのサントラに収録されたその曲は、バンドのメインストリーム、ビールを飲みながらのカントリーロックのものだ。
事実上、ノイズを聴くであろうノイズを作るバンドにとって、これは全然悪くはない通常の彼らの現実からの逸脱だ-C.P.
 
 
22. Anti-Flag – “Modern Meta Medicine” (feat. Jesse Leach)

アメリカの医療制度を取り上げるのは、ひとつの曲にとってセクシーではない。
だがAnti-Flagはキャッチーな歌詞を書くより、社会正義のために戦うことに関心があるんだ。
とはいえ、Modern Meta Medicineは伝染しやすいんだ。
“君が食べることが出来るものすべてがセルフサービスだ、俺たちはどうやって支払うんだ?俺たちは商品だ”みたいな歌詞があってね。
Killswitch Engageのフロントマン、ジェシー・リーチのパワフルなゲストボーカルを投げ入れ、歌詞的にも音楽的にもパンチのきいた曲になった-Spencer Kaufman
 
 
21. Greg Puciato – “Lowered” (feat. Reba Meyers)

シンガーのグレッグ・プシアートは、彼の最愛のバンドThe Dillinger Escape Planを解散させてから、かなり多作だった。
Loweredは、彼の2枚目のアルバムMirrorcellを強調し、曲の後半でリードを歌い、コーラスでプシアートとデュエットするCode Orangeのリーバ・マイヤーズのボーカルをフィーチャーしてる。
最新アルバムでプシアートが探求したメロディックオルタナティブロックスタイルの素晴らしい例だ。
そしてデュオボーカルは完璧に実行されてる。
特にコーラスでの重なったメロディでね-J.H.
 
 
20. Candlemass – “Sweet Evil Sun”

Sweet Evil Sunは、スウェーデンのCandlemassが壮大なドゥームメタルの王に君臨してる理由を思い出させる。
特にタイトルトラックは、不吉なギターワークの意志の強いパーカッション、勇敢な宣言の真のエネルギッシュなものだ。
コーラスは、重なるボーカルのあるフックが存在していて、中盤のギターソロは楽しいものだ。
シンプルに言えば、Sweet Evil SunはCandlemassの壮大さ、上品さ、親しみやすさを要約してる-J.B.
 
 
19. Voivod – “Synchro Anarchy”

彼らの名前やアルバムアートが強烈なアングルや鋭いトゲトゲを持ってるわりには、Voivodの音楽は氷で覆われた池のように滑らかで滑りやすい時がままある。
最新アルバムの寒々としたタイトルトラックなんて、何度聴いても予測不能の雰囲気を維持することに成功してる。
コーラスはエネルギーに溢れ、人類の運命について警告する中、すべての小節で拍子が移行してるように思える-Robert Ham
 
 
18. Thoughtcrimes – “Keyhole Romance”

元Dillinger Escape Planのドラマー、ビリー・ライマーを中心としたハードコアグループのThoughtcrimesは、ここ数年、一連のシングルでシーンに現れた:新曲の度にどんどんブルータルになる。
Keyhole Romanceは、より攻撃性を増していて、その発展の典型だった。
それがリリースされた時、ライマーはそれを“多分、俺たちの作った最も意欲的な曲だ”と呼んだ。
バンドのメンバーがそれぞれの楽器で限界まで突き進んでることでね。
これは一流の近代的なハードコアだし、今までに聴いた中でジャンルの最高の例のひとつだ-J.H.
 
 
17. Boris – “My Name Is Blank”

Sonic Youthがヘヴィメタルバンドだったらって世界を想像してくれ。
或いは、少なくともSonic Youthがヘヴィメタルソングをやったらって。
My Name Is Blankはある意味、おそらくそれに最も近いものだ。
Borisがリバーブやノイズを好む傾向がなかったってわけじゃないぞ。
実際あるからね。
でも、この曲の怒りには、昔のBorisを思い起こさせるなにかがある一方で、良い意味で90年代に流行った不協和音の恐怖を思い出させもするんだ-C.P.
 
 
16. OFF! – “Kill to Be Heard”

パンクのスーパーグループOFF!の復活は、2022年の嬉しい驚きだった。
キース・モリスと仲間たちは、実験的な傾向を評価された2014年のFree LSD以来、久しぶりにアルバムを出したからね。
とはいえ、昔ながらのオールドスクールハードコアKill to Be Heardは、俺たちの1番のお気に入りだった。
その曲は、ちぐはぐで、リズムを連打してて、ディミトリ・コーツの印象的なギターワークがある2分間だ。
マスターたちがやってる巧みなハードコアワークアウトだ-J.H.
 
 
15. Elder – “Endless Return”

プログレ/ストーナー/サイケロックグループElderは、Endless Returnが示すように、どうやら完璧みたいだ。
このレコードは、シュルレアリスムとトゥランセンデンスの包括的な感覚に入り込んでいて、不吉な宇宙的なジャミングと執拗な(‘A`)ヴァーっすのミックスが、最終的に愕然とするほど複雑な回り道、休息、その中間のすべてに取って代わられることになる。
もちろん、それはElderの多数の曲に言えることだが、Endless Returnが他と違うのは、そのバランスと正確性だ-J.B.
 
 
14. Crosses – “Vivien”

ひとりのアーティストが、スタイル的にカメレオンのように変化することが出来るってのは面白い。
チノ・モレノは、デフトーンズやCrossesや他のプロジェクトでの活動を行き来してることで、その表現にフィットしてる。
ボーカル的に、モレノの声はVivienに必要とされた要素があったんだ。
この曲は、“死が2人を分かつまで”の愛の湖で一緒に溺れる一組の悲劇的なカップルについて歌ってる。
それはインスト的に、奇妙でロマンティックで、官能的な物語の苦悩だ-C.P.
 
 
13. Nova Twins – “Cleopatra”

こんなにヘヴィなのに美しい重みを届けてる曲がこのリストに入るのは当然のことだ。
黒人女性の優雅さと正当な崇拝の寓喩的解釈として女王を使っていて、Consequenceのルーキーオブザイヤーを受賞したNova Twinsの黒人の神性や誇りや力を届ける力は、誰にはばかることなくクレオパトラレベルだ。
“レザーよりも黒い/それが私たちのブーツをまとめている”
それ以上に明確にはなりようがない-C.P.
 
 
12. Ozzy Osbourne – “Patient Number 9” (feat. Jeff Beck)

古き良き時代に先駆的なヘヴィメタルとハードロックの主要な役割を果たした2人のイギリス人の男は、オジー・オズボーンとジェフ・ベックだ。
前者はブラックサバスのシンガーとして、後者はJeff Beck Groupのギタリストとして。
だがその2人のロックレジェンドは、オジーの13枚目のソロアルバムのタイトルトラックまで、一緒にやることはなかった。
この曲は、精神病院に永久に閉じ込めらてるように思える問題児の見地から歌われてる。
だが音楽的には、オジーの最も素晴らしいシングルのひとつだ-G.P.
 
 
11. BABYMETAL – “Divine Attack”

BABYMETALの今度出るコンセプトアルバムTHE OTHER ONEのリードシングルは、アルバムの複雑なSFの物語とこの日本のアクトの新しいサウンドを紹介してる。
Divine Attackは、オルタナティブメタルとメロディックメタルコア寄りで、グループの過去の作品のポップ/トランスメタル要素は殆ど存在しない:完全な音の進化。
その結果、BABYMETALの最もダークで最も大人っぽい曲のひとつになってる-J.H.

 
 



 
 
 
 
長いので、TOP10とコメントは明日で…。
 
 
YOSHIKI・HYDEらTHE LAST ROCKSTARS「紅白」初出場決定 特別企画でテレビ初パフォーマンス:
https://mdpr.jp/music/detail/3513788
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
精神の最も普遍的な特質は多様性である。
ミシェル・ド・モンテーニュ

 
 
https://www.reddit.com/r/BABYMETAL/comments/znfdea/heavy_consequence_top_30_metal_and_hard_rock/