本日は、 羽田空港航空機衝突事故の通信記録が公開された件です。
それでは、どうぞ。
Sinhag
公開されたJA722A(訳注:海保機)とJAL516(訳注:海保機と衝突した機)に関する通信記録。
注:画像の上でクリックすると大きくなります。
Blythyvxr
つまりそれによると:
・JAL516はRWY34Rへの着陸許可を得ていた。
・JA722A(訳注:海保機)は停止位置C5への移動を指示され、JAL516に着陸許可が出てから20秒以内にそれを正確に復唱してる。
- Spencemw
海保は不慣れな空港だったから、滑走路5とC5を間違えたのかもしれないという説がある。
これは34R滑走路とC5の位置がよく分かる画像だ:
atinyblip
↑その海保機って羽田基地を拠点にしてるんじゃないの?
Spencemw
↑ググると、羽田空港には海上保安庁のステーションがあるね。
空港の西側で滑走路4の反対側だ。
TH3J4CK4L
>滑走路5とC5を間違えたのかもしれないという説がある
憶測で語るな。
人が亡くなってるんだぞ。
滑走路5と停止位置C5は近くもないじゃないか。
それを混同するなんて考えにくい。
Skyhawkson
↑それに滑走路5と34Rは完全に違う方向になる。
経験豊富なパイロットがその2つを混同するわけがない。
ituralde_
>憶測で語るな
“Holding Point”も明確な言葉であるべきだ。
“go to holding point X”と言われれば、離陸許可じゃないことがはっきり分かるはずだ。
これは英語の知識の問題なんじゃないかな。
英語に慣れてるパイロットにとっては明確だけど、商用機じゃないパイロットが英語力不足で誤解が生じたってのはこれが初めてじゃないでしょ。
もうひとつ知りたいのは、滑走路進入灯の状況だ。
羽田にはそれがあるはずなのに、CCTVの映像では、ライトの点灯が確認できない。
midnightcaptain
↑海保機は衝突されるまで50秒以上滑走路にいたんだ。
だから、もしライトが2マイル以内でしか作動しないなら、海保機が通り過ぎた時には点灯してなかったのかもしれない。
FuneralQsThrowaway
↑なんで海保機は待ってたの?
滑走路上に移動して、そこで待機するなんて奇妙に思える。
Successful-Travel187
>CCTVの映像では、ライトの点灯が確認できない
ノータムによると、その時、ストップバー灯は作動してなかったんだ。
ituralde_
↑スイスチーズにもうひとつ穴が…。(訳注:もうひとつ欠陥があったという意味です)
Background_External
>滑走路5とC5を間違えたのかもしれないという説がある
海保機の機長が、羽田海上保安庁のチーフパイロットであるという事実だけで、かなり不自然だ。
さらに公開された記録によると、機長ははっきりと“C5”と復唱してる。
Madafahkur1
↑救援物資を運ぶために、早く出発したいってことで頭がいっぱいだったんだよ。
YeOldeDogo
どうして海保機は、他の出発便のようにC1ではなく、C5で待機するように言われたんだ?
まぁ俺はパイロットでも専門家でもないから、あほな質問かもしれない。
SomeSpiffyCockatiel
↑多分、地震救援物資を運ばないといけない海保機の出発を優先したんだよ。
C1には少なくとも2機が待機してたから、C1の2機より早く出発させるためにC5に送ったんだよ。
YeOldeDogo
↑あぁ、理に適ってる。
ありがとう!
uchikoshi-TL
日本のメディアによると、海保機の機長は離陸許可が出たと思ってたと語ったらしい。
でもこの記録は、離陸許可が出てなかったことを示してる。
だけどその瞬間になにが起こったかについては、コックピットボイスレコーダーを待たなければならんね。
- sizziano
離陸許可が出たと思ってたなら、どうして滑走路で1分近く待機してたんだ?
でたらめっぽいな。
Temporary-Ambition-1
↑彼はスタート地点に行けると思ったのかもしれない。
sizziano
↑そんな指示は出てないし、待機の指示を復唱してるじゃん。
Temporary-Ambition-1
↑離陸の指示もなかったけど、滑走路で“並んで待った”でしょ。
思い違いがあったのは明らかだ。
jchall3
“line up and wait(訳注:滑走路の出発地点で離陸許可を待て)”が今の正しい言葉だってことは知ってるけど、“taxi to holding point(訳注:停止位置へ移動しろ)”を“position and hold(訳注:line up and waitの昔の言い方)”と混同したのかもしれないと考えずにはいられない。
それとも、俺が間違ってるのかな?
- bamer422
Position and Hold??
それは2010年代初めから使われてないぞ。
パイロットがそんな昔の言い方を今もやってると信じてしまう唯一の状態は、パイロットが極度の認知症を患っていて、今も後ろにフライトエンジニアがいると思ってる場合だけだ。
jchall3
↑或いは、あまり飛行経験のないパイロットだったとか?
海上保安庁のことはよく分からないけど、航空会社のパイロットよりは飛行経験がないでしょ?
schoash
“No. 1(訳注:1番手)”という言葉が、混乱を招いたのかもしれないぞ。
nillodill
↑俺もそれ思ったわ。
管制官がJALに着陸許可を出したとしても、海保の機長は先に出発すると主張してる。
この場合の理解は、“taxi holding point X as nr1(訳注:1番手として停止位置Xに移動しろ)”ってのが国際民間航空機関の標準だ。
でも多くの国では、軍人はそんなに国際空港などで活動しないから、国際民間航空機関の英語ではない言い回しに慣れてるんだよ。
LYuen
↑海上保安庁は内務省の管轄で、自衛隊は防衛省だ。
だから海保の人を軍人というのは正確じゃない。
LostPilot517
“Taxi to holding point”ってのは、国際民間航空機関では凄く一般的だよ。
moosehq
最終報告まで待つべきだけど、これはかなり不利っぽいね。
これが正確なものだと仮定すると、白黒はっきりしてる。
海保機はC5で待機するよう指示され、それを復唱してるのに、明らかに待機しなかった。
- Free-Market9039
機長が助かったら、すげえ悲しいことになりそうだ。
罪の意識がやばいことになる。
megamanxoxo
↑訴えられることにもなるんじゃね?
AarowCORP2
↑そうじゃないことを願うよ。
多くの秘密と安全性の低下につながるだけだ。
megamanxoxo
↑これが正しいなら、彼には過失があり、それが原因で命を落とした人がいて、何百万ドルもの損害を出したことになる。
訴えられる以外にどうなるってんだ?
thesuperunknown
↑OK、機長を罪に問いたいのか?
それによってなにが得られることを望んでるんだ?
megamanxoxo
↑俺がいつそんなこと言った?
俺は事実を述べてるだけだ。
パイロットってのは、普通は過失で訴えられるんだ。
chinesiumjunk
滑走路の状態表示灯や滑走路侵入警報システムがないの?
東京の空港に詳しくないから、知ってる人がいたら教えてくれ。
- Background_External
ストップバー灯は、当時使えなかったね。
megamanxoxo
↑なんで作動しなかったのか分かる人いる?
LYuen
↑メンテナンスだよ。
umeshurocks
↑スイスチーズは穴だらけだな。
Rocinant
それはかなり新しいシステムで、アメリカとパリの1か所でしか使われてない。
この後、もっと普及するかもしれないな…。
S-Ewe
海保機が滑走路に入ったとしても、すぐに地上レーダーで分かるんじゃねーの?
- bokewalka
海保機にはADS-B(訳注:管制塔に正確な位置を発信するもの)がなかったみたいだ。
flightist
↑多くの空港のように地上レーダーがあれば問題はない。
Sinhag
↑羽田空港には監視レーダーがあるよ。
lrargerich3
“No. 1”の指示が問題だと思う。
多分、海保機は自分たちが1番手で出発すると思い込んだんだ。
いずれにせよ、誤解があったことは間違いないですね。
この通信を見る限り、管制官にミスはないので。
でも謎なのが、言葉を正確に復唱してることですね。
誤解があったら、復唱が違っててもいいと思うのですが…。
理解というものは、つねに誤解の総体に過ぎない。
村上春樹
https://www.reddit.com/r/aviation/comments/18xiowa/communication_records_regarding_ja722a_and_jal516/