SHOGUN 将軍とそのシーズン2に関する真田広之のインタビュー 【海外の反応】

 
 
本日は、Shogunに関する真田広之のインタビュー記事です。
それでは、どうぞ。


 
 
 
 
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Shogunの真田広之が、シーズン2と正確な日本の物語を描くことについて語る:“東と西の間の壁を壊したい”

https://x.gd/Iz5Xa
 
注:というわけで、上記訳を。



Q:エミー賞のノミネートおめでとうございます。
Shogunは、合計25部門でノミネートして、かなりの現象になりました。
あなたは多くのトークショーに出演し、ホワイトハウス記者晩餐会にも出席しました…。
 
真田広之:えぇ、そうです、私にとってすごい経験でした。
楽しかったですね。
そして今はロサンゼルスにいます。
凄く幸せです。
ノミネートは、予想以上でした。
そして、すべてのクルーとキャストを誇りに思います。
 
 
Q:数年前、もちろんあなたが以前に一緒に仕事したことがあるミシェル・ヨーと一緒に座ってたのを覚えてます。
 
真田広之:はい、2回!
 
 
Q:あれはクレイジー・リッチ!が公開された時でした。
彼女は、すべてのキャストがアジア系で世界的大ヒットしたことが彼女にとってどんな意味があるか、それが業界の変化のシグナルになったかについて話してたのを覚えてます。
今度はあなたが、最初の6日で900万の視聴者を獲得したこのすごいドラマをやりました。
Rotten Tomatoesのスコアは99%です。
この成功はあなたにとってなにを意味したんでしょうか。
 
真田広之:はい、素晴らしいサプライズでした。
まず、私たちは日本語をどれだけの割合にすることが可能かをすごい話し合いました。
最終的に、70%を字幕にしたんです。
それは一種の賭けでした。
でも同時に、私たちは視聴者を信じてました。
彼らの知識を、知性を、想像力を。
そしたら、はい、上手くいきました。
反応は予想以上でした。
それはすごく嬉しかったですし、これが世界に私たちの文化を紹介するベストの方法だと信じてるんです。
なので、はい、私たちの決断は正しかったと思います。
 
 
Q:ポン・ジュノがパラサイトについて話した時、字幕を“1インチの壁”と呼んでたのを覚えてます。
我々は、やっとその壁が取り払われるのを目にし始めてるんです。
 
真田広之:そうですね。
特にここ10年で大きく変わりました。
2、30年前なら、こんなことは決して起こらなかったでしょうね。
でも幸運にも、それは変わりました。
 
 
Q:あなたはShogunのプロデューサーであり、ドラマの文化的、歴史的正確性の確保で大きな役割を果たしました。
あなたは今まで日本文化の要素を描いた多くのアメリカ作品に出演してきました。
今回の経験は比較してどうでした?
 
真田広之:えぇ、私は子役の時から日本で育って、監督や俳優の方々から多くのことを学びました。
その後、この虎長のモデルである徳川家康を含めて、多くの侍映画に出ました。
それから石堂和成のモデルである石田三成の役は日本で2回やったことがあります。
なので幸運にも、この物語のバックグラウンドを学べたんです。
そしてハリウッドに来てからも、ラストサムライを含めて、ドラマや映画の度に日本文化のコンサルティングをしてきました。
だから欧米人のクルーに説明する方法、私たちの文化を正す方法をすべてのプロジェクトが教えてくれたんです。
プロデューサーとして、Shogunではそういう経験が役に立ちました。
今まではすべて自分でやってきましたが、プロデューサーという肩書を得た今は、衣装、かつら、小道具など、それぞれの部門に日本の侍ドラマの専門家を雇うことが出来ました。
だから初めてチームを持てたんです。
以前よりずっと楽で、スムーズでしたね。
私は日本のクルーやキャストと、欧米のクルーやキャストの間に入ることが出来たんです。
役者として、コンサルタントとしてのこの20年の経験をすべてShogunに注ぎ込みました。
 
私にとって素晴らしい経験でした。
すべてを準備した後、カメラの前に立つ時は、ご褒美のようにただリラックスして楽しむことが出来ました。
ただ演じて、楽しんで、キャラクターとしてそこにいて、他の人に反応をするだけでした。
なので、私にとって最高のバランスでしたね。
 
 
Q:あなたのキャラクターの虎長は、私が今までにスクリーンで見た中で最も印象的な戦略家のひとりです。
虎長のモデルになった実在の人物である徳川家康を演じたことあると言ってましたが、虎長を演じていて、心に残ったことはなんですか?
 
真田広之:子供の頃、家康公の小説を読んだんです。
13歳か14歳の時でした。
そして役者として訓練し始めた時も、家康公のストーリーを読みました。
私は彼から学んだんです。
戦略というより、忍耐を。
彼をひとことで言うと、忍耐なんです。
彼は待ち続けました。
タイミングを。
決して急ぐことはなかったんです。
子供の頃、その感覚を彼が私に教えてくれたんです。
それから、私はそれを人生に活かしました。
“2、30代の成功は考えず、ずっと先の4、50代のことを考えろ。それまでは、一歩ずつ、トレーニングして学んでいけばいい。焦るな”と。
家康公がそう教えてくれました。
そして今、私は彼の物語を世界に伝えてます。
日本人であれ欧米人であれ、若い視聴者が、子供たちがそういうことを感じることが出来るんです。
人生は長い、焦るなと。
 
子役として、私は多くの俳優を見てきました。
中には、20代前半で成功して、その後に消えてしまった人もいます。
スロースターターで、4、50代になってから、素晴らしい役者、尊敬される役者になった人もいますし、それがベストなんです。
子供の頃、“2番手にしよう”と思ってました。
家康公がそういうことを教えてくれたんです。
なので彼の役を演じることは、彼にお返しをすることです。
彼は長いチェスをプレイします。
そしてやっとチェックメイトです。
 
 
Q:このドラマは、もともとリミテッドシリーズでした。
その後、あと2シーズン作ることになり、エミー賞のドラマシリーズカテゴリになりました。
シーズン2は、ジェームズ・クラベルの原作の先の話になります。
この先どんな展開になると感じてるのかヒントをもらえますか?
次に虎長はなにをするのでしょうか?
 
真田広之:すでにシーズン1で原作を使い切ったので、シーズン2のことは考えてませんでした。
なので当然、ミニシリーズとして受け入れてました。
それに役者として、“ベストを出し切った。終わった”と思ってたんです。
でもプロデューサーとして、次世代の日本のクルーやキャストのためにこのプラットフォームを維持することはすごく重要なことです。
そして20年前にロサンゼルスで暮らし始めた時、私のミッションのひとつは、それだったんです。
当時は東と西の間に大きな壁を感じたんです。
だから私たちの世代でその壁を壊して、次の世代のために橋を架けたい。
それが私のミッションです。
 
そして今、私たちはこの大成功を収め、さらなるシーズンを作るという素晴らしい機会に恵まれました。
どうしてやめることが出来るでしょうか?
役者としての意見に過ぎない?
いえいえいえ、“プロデューサーとしての私”が、“役者としての私”に“当然、次世代のためにやり続けるべきだ”と教えてくれたんです。
だからシーズン2と3にこの機会を残そうと決めたんです。
それにこれは若い役者やクルーにとって、素晴らしい機会です。
 
ですから、もう小説はありませんが、それは作家にとってある種の自由を意味します。
私たちには歴史があります。
実在のモデルがあります。
なにが起こったかを知ってます。
なので歴史には多くのエピソードがあるんです。
だから作家たちにはその自由を楽しんでほしいですね。
そういったことは、すでに私たちのDNAにあると思います。
クラベルのスタイルをリスペクトしながら、自由にオリジナルストーリーを作る。
すごく興味がありますし、彼らの脚本の初稿を読むのが待ちきれません。
 
 
Q:撮影をいつから開始するのか知ってますか?
 
真田広之:来年のどこかを希望してます。
願わくば、来年の夏を目指してます。
ライターズルームはすでに稼働してて、毎日、1日中、創作してます。
だから彼らの日本の歴史や文化に対するビジョンが気になります。
もちろん、私たちは一緒に作ってます。
なので初稿を読む時、私は文化的なものをチェックし、誤解やステレオタイプ的なものをカットします。
台本には、日本人の目を通させます。
凄く楽しいです。
また長い旅が始まりました。
 
 
Q:あなたがずっと夢見てた役はなんですか?
 
真田広之:1度もやったことがない役ならなんでも。
ロミオ、ハムレット、オセロ、リア王とか。
それから他の役は、もっとリサーチして学ぶ必要があります。
それで毎年新鮮な気持ちでやれるんです。
 
 
Q:今、あなたはシェイクスピアのキャラクターを挙げました。
あなたはロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに所属した最初の日本人俳優で、名誉大英帝国勲章を授与されてますね。
 
真田広之:はい、人生で最大の挑戦でした。
観客の前でシェイクスピア英語を初めて話した時は当然緊張しました。
でも私にとって素晴らしい経験でした。
多くのことを学びました。
文化がミックスすることで、誰も見たことがなかったものを生み出せることを学びました。
それは難しいですが、重要ですし、興味深いことです。
だから私は今、ここにいるのかもしれません。
 
 
Q:Shogunに関するファンのフィードバックで最も意味があって感動的なものってなんですか?
 
真田広之:私たちの文化を深く理解してることです。
日本人の若い世代よりも理解してる時があるんですよ。
彼らはすごく好奇心が強くて、理解しようとするんです。
そして70%が日本語でも、視聴者は私たちの演技から個性や感情を感じてくれました。
なので彼らの応援は、演技は演技だってことを教えてくれました。
それから、言語は言語に過ぎないのだと。
みんな演技から感じることが出来るんです。
だからもう1度言いますが、それはシーズン2や3、そして他のプロジェクトを作るための力とエネルギーになりました。
言語はもう大きな壁ではありません。

 



 
 
Upbeat_Tension_8077
藪重と鞠子のいないシーズン2がどうなるのかマジで興味ある。

 

    InnocentTailor
    大阪の包囲:虎長 vs 落葉の方。
    シーズン3は、実際の包囲戦になるかもしれない。
     
     
    Unhappy_Plankton_671
    ↑すぐにハウス・オブ・ザ・ドラゴンのシーズン2が思い浮かんだわ。

     
     
    Levonorgestrelfairy1
    藤を按針の嫁にする必要がある。
    彼女は素晴らしかったし、視聴者には興味を維持するために基準となるキャラクターが必要なんだ。
     
     
    WakandaNowAndThen
    ↑或いは、セクシーな白人の新しい恋の相手が現れるかもしれないぞ。
     
     
    Levonorgestrelfairy1
    ↑藤様がベストガールだけどな。

 
BatChest_redditor
シーズン1のクオリティに匹敵するものになることを願う。
 
 
AmericanKamikaze
真田広之と静かにウイスキーの飲むためだけに500ドル払うわ。
 
 
kain459
この男は最高だな。
 
 
LiLdude227
なんで原作すべてをカバーしたのに、シーズン2を作るんだ?
最後に原作を使い果たした作品は、ゲーム・オブ・スローンズだった。

 

    BurritoIncident12
    原作だけがいいなら、シーズン1でやめりゃいい、
    誰もシーズン2を観ることを君に強制してない。

 
gazing_the_sea
真田広之がシーズン1を正確だと考えてるなら、シーズン2ではメカロボットとゴジラが戦うこともあり得るってことだ。
 
 
DanFarrell98
俺たちはすでにその壁を壊したと思ったぞ?
 
 
veryfynnyname
ファンタスティックな役者だ!
彼が出演する映画やドラマは、なんでもすぐに良くなるんだ。
 
 
homogenic-
シーズン2がどうなるのかマジで気になるわ。
シーズン1は完璧だったし、シーズン2も同じくらい良いものになるといいな。
 
 
anasui1
欧米は、50年代から日本の映画や物語が大好きだよ。
壊すべき壁があるのかどうか分からない。

 
 



 
 
 
 
若い役者やクルーにこういう機会を提供できる大物の役者が日本から出たなんて嬉しいですね。
待てよ…、確か豊臣秀頼は、徳川秀忠の娘と政略結婚したはず…。
名は千姫…。
これはあれだ!
その役を俺たちのパイセンに!

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
詩人である前に私は人間である。人はみな一つの使命を持っている。
ロマン・ロラン

 
 
https://www.reddit.com/r/television/comments/1erm989/sh%C5%8Dgun_star_hiroyuki_sanada_on_season_2_bringing/