今回は、コンサート業界の事情の記事です。
コメントはBABYMETALコミュニティのものですが、あまりBABYMETALとは関係ありません。
ですが、BABYMETALにも関わってくる話です。
それでは、どうぞ。
🍅Pierre🍅
注:というわけで、上記記事の訳を。
ロードが、コンサート業界の真相をシェアする:“ツアーすることは、とんとんになるか赤字になるかのおかしな戦いになってる”
BY JAMES RETTIG
ロードは、最近のニュースレターで、コンサートの現状について話した。
“ライブミュージック業界をあなたがどれだけフォローしてきたのかは分からないけど、5分、説明させて。それは面白いし、あなたコンサートに行くなら、知ったほうがいいと思うから”と書き、こう続けた。
基本的に、アーティスト、プロモーター、クルーにとって、物事は殆ど前例がないレベルの難しさになってるわ。
もう要因の嵐ね。
まずは3年分のショーがいっぺんに起こってることから始めましょう。
世界的な不況に加えて、健康上のリスクからコンサートによく人たちの不安は完全に理解出来るわ。
ロジスティックの面に関しては、物凄いクルーが不足してて、過剰に予約されたトラックやツアーバスや会場、暴騰したフライトや宿泊コスト、一般的な継続中のパンデミックのコスト、そして本当に気が遠くなるほどの輸送費。
ステージセットを世界中に輸送するのは、今ではパンデミック前の3倍のコストがかかるの。
お金のことはよく分からないけど、そんなに高い利益率を持った業界なんてないことは十分に理解してるわ。
だからチケットの価格をちょっと上げなければならないんだけど、凄く同情的で柔軟なオーディエンスに、もっと多くのお金を誰も請求したくないのよ。
ほぼすべてのツアーは、キャンセルや延期や約束や失望に包まれてきたわ。
そしてオーディエンスは、そういうことに理解と信頼を示してくれたのよ。
それとパンデミックの後、外出するのを躊躇うようになった中で、本当のコストを請求することで人々を怖がらせて追い払ってしまうっていう選択肢はない。
私たちはやりたいのは、みんなのためにプレイすることなのよ。
利益が全体的に下がってることは、私のようなアーティストにとっては問題ないわ。
私はラッキーよ。
でも、私よりもチケットが売れないほぼすべてのアーティストにとって、ツアーすることは、とんとんか赤字になるかのおかしな戦いになってしまったの。
一部のアーティストにとっては、たとえすべてソールドアウトさせたとしても、ツアーは論外なのよ!
数学なんて意味ないわ。
当然ながら、このすべてはクルーに、プロモーターに、アーティストに犠牲を強いる。
この1年で、精神的な問題を理由にショーをキャンセルしてるアーティストがたくさんいることに気付いてるだろうけど、そういうことへのストレスが要因だと思うわ。
私たちは、ここ2年、外出を控えて過ごしてきた世界で最もデリケートな花のコレクションなの。
そして僅かな利益率で数十人の人にお金を払ってもらうことで毎晩おこなうことが出来る人々の痛みや悲しみや歓喜の空間を作り出すというタスクは、ちょっと酷すぎるように感じるかもしれないわね。
私?
私はかなり上手くやってるわ。
あなたたちは物凄い数のショーに来てくれた(ロンドンではチケットがほぼ2万枚売れた)し、初めて私にステージ恐怖症がなかったことは、街から街まで自転車で移動しなければならなかったけど、最高だったとあなたたちが私に言ってくれたくらい本当に恵まれてたわ。
だけど、私はストレスに免疫がないのよ。
ちょうど1か月前、あるショーのチケットがかなり売れ行きが悪くて、パニックになったの。
残り10日でソールドアウトになったのよ。
凄かったわ。
今のところ、ツアーをするとなると、単純なものなんてなにもないってことを説明するために、あなたたちの頭にこれを入れておきたかったの。
そしてもしあなたの大好きなアーティストが、よく分からない動きであなたを混乱させてるなら、これが少しは役に立つかもしれないってね。
ロードは、今年の大部分を最新アルバム“Solar Power”を引っ提げたツアーに出ていた。
彼女はすでにツアーの北米とヨーロッパレグを終えて、今は南米にいる。
来年、彼女はオーストラリアと彼女の出生地であるニュージーランドをツアーする。
Roper
彼女の言ってることは凄く理に適ってる。
また、BABYMETALがサバトンと組んだことも凄く理に適ってる。
>世界で最もデリケートな花のコレクションなの
まぁ、そうだな、アーティストはデリケートなのかもしれない。
ある程度はそうでなければならないんだ。
でも、自分たちをこの地球上で最もデリケートな人たちを呼ぶことは、何千人もの前に立って全力でパフォーマンスすることが出来るのであれば、他の98%の人たちよりもタフだ。
その逆はない。
- DragonFury
それは黒か白かの見方だ。
彼女のコメントはむしろ、ツアーがソールドアウトせず、金を失い、ファンを失望させるかもしれないというストレスに対処することは、ミュージシャンへの物凄い精神的負担なんだという事実についてだ。
毎晩2万人のファンのためにパフォーマンスするのが俺たちのような人にとって負担なのと同じように、ビジネスの取引がすでに負担になってる人たちのことだ。
ただひとつ気になるのは、ツアーコストの話ばっかしてるけど、Band Maidは普通にツアーをやってるように見えることだね。
彼女たちのTシャツは45ドルもしたとはいえね。
Sane0-98
↑コストは、いつ会場をおさえたかによると思う。
たとえばBand Maidは、2年前に会場をおさえたんだ。
2年前なら、ずっと安かったんだよ。
今じゃ会場を押させるコストとツアーコストでの問題が起こってると思う。
そして一般的に、1年中ね。
Liffy
↑そのうちバランスがとれてくるよ。
Sane0-98
↑そうだな。
今の最大の問題は、すべてが予約でいっぱいで、みんな仕事を変えてしまったってことだ。
パンデミックが落ち着いたら、またローディやステージテックという仕事が、もっと魅力的になると思う。
今のところ、そういう仕事はめっちゃ不安定なだけなのさ。
そしてもちろん、すべては国によって凄く違ってる。
DragonFury
↑Band Maidがずっと前に会場をおさえてたなんて大いに疑わしい。
アメリアツアーの最初の言及は、去年のクリスマスのアコースティックショーでだぞ。
そしてツアーは2月頃に発表されたと思う。
DragonFury
あと、Band Maidのツアーは、大した演出がないてことが役に立ったんだと思う。
とにかく、自分が本当に得意なことをするために、莫大な借金を背負うという選択は凄くストレスがかかる。
他の仕事や状況だってストレスがかかるという事実は、完全に無関係だ。
Sane0-98
↑だね、他の仕事と比べる必要はない。
Roper
↑“世界で最もデリケートな花のコレクションなの”
英語は俺の第一言語じゃないけど、最上級の形を使えば、比較の形になる。
だから彼女は、エンタテイナーほどデリケートな人たちはいないと言ってるんだ。
パンデミック、経済的リスク、メンタルヘルスという意味で、彼女は比較してるんだ。
君は記事を読んだのか?
DragonFury
↑彼女は苦難を比較してるんじゃない。
Sane0-98
>エンタテイナーほどデリケートな人たちはいないと言ってるんだ
君しかそんな解釈はしないと思う。
君が言い出さなければ、そんなこと頭にも浮かんでないわ。
Roper
↑俺の働いてるところでは、管理職を目指す人たちに、一緒に仕事をしてきたからって、その人のすべてを知ってるとは絶対に思ってはいけない、個人レベルでの比較やジャッジは絶対に避けることって教えてるんだ。
_fatto_katto_
みんな本気でそんな議論してんのか?
それと、マジでロードのコメントに気分を害してるのか?
凄くスキャンダラスだ。
Yuri
これはローカルアクトの復活へと繋がるんだろうか。
- JekPorkins
その地元のライブ会場が生き残ってるならね。
Melodic Bunny
↑俺の地元の多くは潰れたよ。
今じゃ2軒のバーくらいしかない。
潰れたうちのいくつかは、教会になったよ。
価格はマーケティング・ミックスの中で収益を生む唯一の要素である。他の要素はすべてコストになる。
フィリップ・コトラー
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