今回は、インドネシアのファンのコンサートレポです。
それでは、どうぞ。
bufosp
BABYMETALワールドツアー、2023年5月25日ジャカルタのレビュー。
俺のレビューの個人的なテーマ:予想外。
最初に、いくつかバックグラウンドを。
このレビューにそういったものが重要だと思うんだ。
1、俺は30歳くらいの男で、パンデミックの時からBABYMETALを楽しんでる。
今回は、俺の初めてのBABYMETALのコンサートだ。
俺はコンサートによく行くわけじゃないけど、通常は少なくとも年に1回フェスに行く。
2017年には、シンガポールにColdplayを観に行って、それでお仕舞いだったと思う。
2、多くのメディアで報じられてるかは分からんけど、
・BABYMETALは2020年3月にジャカルタに来ることになってたけど、パンデミックでキャンセルになった。
・2023年になって、ジャカルタでのコンサートを発表した。
最初は5月26日と発表されたけど、プロモーターは最近、こっこでBlackpinkのコンサートをやって、多くの混乱があって非難を浴びたんだ。
それは地元のニュースでも報じられた。
でもプロモーターは、同じ会場の異なるホールで、その日に2つのコンサートをやることにした。
BABYMETALと、BTSのメンバーのSugaだ。
アーミーの多くは、IMe BMのインスタでIMeを非難した。
“マジなんか?最近、Blackpinkはおまえの無能さの所為でカオスだったんだぞ!なのに今度は2つのコンサートを同時にやることにしたのか?冗談だろ!”
・すぐにBABYMETALのコンサートは5月25日に変更になった。
3、2020年にコンサートを発表した時、チケットの価格は45ドルから75ドルくらいだった。
今回もみんな同じくらいの価格になると思ってた。
だが106ドルから153ドルになると発表され、多くの人はがっかりした。
15%の新しいコンサート税を除いてね。
それを含めれば、120ドルから175ドルくらいになる。
2020年の価格の2倍以上だ。
4、イベントの場所自体、多くの人にとって利用しづらい。
厳密には、もうそこはジャカルタでさえないんだ。
ジャカルタの中心から30㎞くらい離れてて、少なくとも国際空港から35㎞離れてるんだ。
あと、あまり役に立つ公共交通機関もない。
だから俺たちは、自分の車で行くか、Grab/Gojek(インドネシアのUber)で行くか、近くのホテルの部屋をとらなければならないんだ。
5、インドネシアの人たちは、大多数が中産階級以下のレベルだから、俺たちは通常、仕事をしてる。
6、2と3と4と5の組み合わせで、多くの人がこのコンサートに行くのを忘れてしまう可能性が凄く高まった。
何故なら、
・多くの人のオフィス/自宅から遠すぎる。
・コンサートが木曜日で仕事がある日だから、多くの人は有休をとる必要がある。(俺も同じ)
・多くの人にとって、チケットの価格が高すぎる。
以上のことは、IMeのソーシャルメディアのBABYMETALに関する投稿のコメントでも明らかで、チケットの価格や木曜日にやることにみんな文句を言ってた。
7、ファンカム/Twitterを観たことあるかもしれないから言っておくと、コンサート中、俺たちインドネシア人はうるさいんだ。
フィリピンの兄弟姉妹と似て、特にコンサートで歌うことが大好きなんだよ。
コンサートで歌うことは、日本のような国では無礼だと見做されるかもしれないけど、“やり方が違うんだ”と言えるね。
個人的にも、コンサートで歌わないようにするのは無理だった。:)
さて、レビューに行こう。
俺は午後2時40分くらいに会場に到着した。
家から50㎞くらい離れてるとこに通勤する必要があるから、遅れたんだ。
電子クーポンを印刷する必要もあって、俺の家にはプリンターがないんだ。
VIP Aを買ったから、グッズの優先購入の資格があるんだ。
だけど遅れたから、Tシャツはソールドアウトになってた。
タオルは手に入れることが出来たけどね。
待機場所では、大多数がメタルファンだけど、かなりごちゃ混ぜの観客を見れたね。
それは見た目、タトゥー、ハイライトヘア、ピアスなどから、はっきり分かるんだ。
女性もかなりたくさんいたよ。
それは個人的には予想外だったね。
BABYMETALの昔の衣装(アヴェンジャーズ時代だと思う)を着てるレディたちのグループもいた。
おっさんもいたし、奥さんと一緒に来てるおっさんも目にいた。
17時35分になったら、案内係がVIPチケットを持ってる人に列の順番を確認するためにリストバンドをチェックするように叫んだ。
基本的に、VIPチケットを持ってる人たちはその順番に基づいて入場させるから、早く買った人はステージ近くのポジションをとれるかもしれないってわけだ。
その整列作業は20分くらいかかった。
ファンと交流する機会もあったよ。
彼らはかなりウキウキしてたけど、ひとつのことにはみんな同意した:観客が少なすぎる。
入場すると、みんな“小さすぎる!”って言った。
そう、小さかったんだ。
VIP Aのエリアの広さは、大雑把にいって縦30人、横30人くらいだった。
そしてイベントが始まった時には、VIP Aエリアは3分の2くらいしか埋まってなかった。
VIP Bにも同じことが言える。
だから全体的に、VIPの合計は1000人から1200人くらいだった。
すべてのカテゴリだと、観客の合計は3000人から3500人くらいだったと言ってもいい。
会場のキャパは4750だから、俺の見立てにフィットしてるね。
“ったく、なんて観客が少ないんだ”
俺の期待値は下がったし、今後またBABYMETALがインドネシアに来てくれるのか心配になった。
だけどここからが大事だ。
BABYMETAL DEATHが始まった時、ホールは轟いた。
ファッキン轟音だ。
俺の前から後ろから左から右から聞こえた。
みんなカルトのようにチャントしてたんだ。
みんな戦争に行くかのようにチャントしてた。
そしてBABYMETALは、あれ以上は無理ってくらいのスタートを切った。
BABYMETAL DEATHの後、メギツネでセットの幕を開けた。
ここから俺のレビューでは、曲ごとに俺が言った/感じた/会場でつながったファンと一緒に叫んだことになる。
1、Babymetal Death:”HELL YEEAAAAAHHHHHH”
2、メギツネ:“WTF、これで始めるの!?こりゃ楽しいことになるぞ!”
自分の声が聞こえない時があったとことはいくら強調してもし足りない。
だってみんな“SORE SORE SORE”ってチャントしてたし、コーラスだけじゃなく、ほぼすべてのラインを歌ってたしね。
前も後ろも右も左もみんなだった。
誰もじっとしてなかった。
もちろん、撮ってる人を除いてね。
3、いいね!:グッズの列に並んでる時、このサウンドチェックを聴いたんだ。
だけど俺は“なわけない、ここでそれを歌うなんてありえん。サウンドチェックでやってるだけだ”っていう否定モードだった。
でもその後…、“オーマイファッキンガッ、マジでやるんか!?FUCK YEAAAHHHH”
メギツネと一緒で、何度も自分の声が聞こえない時があったね。
4、Shanti Shanti Shanti:いいね!とかなり似てて、俺たちは最初にお互いを見て、自分たちの声が聞こえないくらい叫び/盛り上がり続けた。:)
5、Maya:これはやってほしかったけど、かなり意外だった。
みんな“SAY MY NAME, you are the magic maboroshiiii”て歌ってたよ。
6、Metalizm:これも3と4に似てた。
7、BxMxC:この時点で俺たちはみんな曲の初めに“ちょっと休みをくれよ!”って叫んでたけど、大体3と4に似てる。
もちろん、それでもチャントし、シャウトし、ラップし続けた。:)
8、Monochrome:“あぁぁぁ、やっと休める”
俺たちは飛び跳ね、叫ぶのをやめたけど、間違いなく歌うのはやめなかった。
あぁ、すぅは“take your phone out”もやったよ。
でもすぅがそれを言う前から、ライトを点けてる人たちがいたね。:)
9、Distortion:“おいおい、無理だ…、無理だよ…”と、ぶたのように喘いでた。
それでもコーラスの時は歌って叫んだけどね…。
10、PA PA YA:“どうとでもなれ、気を失おうと構うもんか、これはこのために来たって曲のひとつなんだ!”
多くのタオルが宙を舞った!
11、ギミチョコ:“間違いなく休む必要がある。どうしたら最後まで生き残れるってんだ!?まだRoRが来てないんだぞ!”
12、Road of Resistance:俺はなにも考えず、すぅがあのジェスチャーをいた時にウォールオブデスを始めようと、観客に“OPEN UPPPPP!! OPEN UPPPP!!!”と叫んだ。
その時、息も絶え絶えでも、叫ばなかったら今後ずっと後悔すると分かってたんだ。
幸いにも、多くの人が同じことを考えていて、スペースを作るために観客を広げるのを助けてくれた。
これが最後の曲だと思ってたから、すべてを出し切ったよ。
ウォールオブデスに加わり、押し進み、飛び跳ね、叫び、チャントした。
通常、これは最後の曲じゃん…。
13、Metal Kingdom:“オーマイガッ、終わりじゃなかったの!?あぁ、Metal Kingdomだけか。なら大丈夫だ。チャント/ジャンプはあまりなく、ちょっと歌うだけだ。問題ないはずだ…。これが最後だよな?”
14、イジメ、ダメ、ゼッタイ:“why do we hurt each other”ってスライドが流れ始めた時、俺は“もうダメだ”って思ったね。
最後には、ツアースレにも書かれてたように、すぅが“今日は私たちのショーに来てくれてありがとう、インドネシアに戻ってこれて嬉しい。みんな凄く力を与えてくれる。私たちのショーはどうだった?(観客が叫ぶ)Terima kasiiiih!”って言った。
“みんな凄く力を与えてくれる”て言葉には、男泣きしたよ。
でも、すぅはサキュバスなんじゃないかと思い始めてる…。
俺たちに歓びを与えつつ、俺たちのエネルギーをすべて吸い取ってるんじゃないかってね…。
ショーの後にやっと自分を落ち着かせて、RedditやTwitterやYOUTUBEでファンカムを探し始めた。
だって楽しみすぎて、あまり撮らなかったからね。
自分で撮ったのもチェックしたけど、最初に思ったのは“これが3000人から出てた声なのか!?少なくとも1万人の声だろ!自分の声や音楽が聴こえなかった時があったのも納得だ!”だった。
みんなには、観客がどれだけクレイジーだったかを見るために、すべてのファンカムをチェックしてほしい。
期待を完全に超えてきたよ。
アドレナリン、ドーパミン、オキシトシン、他のあらゆる快楽ホルモンが出た。
俺たちは、陶酔感でめっちゃハイになったんだ。
ありがとう、神バンド、すぅ、もあ、百々子。
君たちも俺たちと同じくらいショーを楽しんだことを願ってる。
アヤムバカール、ムルタバ、サテを食べるのを忘れないでね。
そしてまた来てほしい!
追記:ここに仲間のキツネの映像がある。
Kmudametal
インドネシアの観客は、なにも恥じることはなく、すべてを誇りに思うべきだ。
君たちは凄くよくファンダムを代表してくれた。
ファンカムを観て感銘を受けたよ。
- fearmongert
もしこれが長い休みの後にワールドツアーに戻った彼女たちを歓迎する方法だとしたら、インドネシア人は高い基準を設定することにおいて素晴らしい仕事をしたね。
Kmudametal
↑まさに同じこと思ったよ。
fearmongert
↑曲すべてを観客全体が日本語で一緒に歌ってるんだぜ。
BABYMETALに、また自分の国/都市でやるべきだと伝えたいのか?
これがそのやり方だよ。
SilentLennie
↑そして観客に多くの女性。
俺たちのレディたちも観たいもの:
bufosp
↑モッシュピットに加わってる女性も見たぞ!
このビデオは、インドネシアのインフルエンサーのものだ。
彼女も他のレディと一緒にモッシュしたんだよ。
https://www.instagram.com/stories/rchelcia/3110573615602845926/
BABYMETALは期待を超えたのかもしれないけど、インドネシアのファンも期待を超えたわ。
ブラピ
https://www.reddit.com/r/BABYMETAL/comments/13rpj6a/my_review_of_babymetal_world_tour_jakarta_may/