PulpマガジンのBABYMETALインタビュー:マニラでの魔法、狂気、メタル 【海外の反応】


 
 
今回は、PulpマガジンのBABYMETALインタビューです。
それでは、どうぞ。


 
 
 
 
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Pulpマガジンのインタビュー:“マニラでの魔法、狂気、メタル”
もあと百々子がルーティンについて話し合ってるのがマジで好きだ。
彼女たちはショーとショーの間さえたくさん働いてるんだよ。

https://pulpmagazine.com/article/long_story/149
 
注:というわけで、上記訳を。



マニラでの魔法、狂気、メタル
by Joey Dizon
 
フィリピンのファンが、BABYMETALというステレオタイプを打ち破り、世界中の音楽ファンをひとつにして、ヘヴィメタルの炎を未来に再燃させたこのジャンルで最もビッグなグループの圧倒的なサウンドと魅惑的なステージパフォーマンスを目撃してからほぼ2週間経った。
だがその興奮がまだ鎮まることはない。
あの場にいた熱狂的なファンが永遠に残ってほしいと願うことしか出来ないタイプのショーの後の興奮だ。
 
PULP Live WorldがプロデュースしたBABYMETALワールドツアー2025-2026 Live in Manilaは、間違いなく最も簡単にやれるものではなかった。
ファンも評論家も口を揃えるように、すべてを完璧に仕上げることがすべてなのだ。
そして今回の場合は、タイミングだ。
元々、BABYMETALは2020年5月に予定されてたPULP Summer Slamに出演することになってた。
Kawaiiメタルの創設者/スーパースターが世界的な大物のDEATH ANGELとDRAGONFORCE、そして伝説的なヘッドライナーであるアイアンメイデンと一緒に出演するはずだったんだ。
だがその後、世界的なパンデミックが起こった。
そして世界はいつか元に戻ることを分かってたのに、それでもそのショーは永遠に実現しないように思えた。
特に熱狂的なファンにとっては。
チャンスを逃したように思えたのだ。
 
幸いにも、その延期はBABYMETALの忠実なフィリピンのファンベースにとって火に油を注いだ。
そしてタイミングは、画期的な偉業に満ちた年になったから、2025年というのは完璧だった。
バンドは日本でメタラジという初のレギュラーラジオ番組を始めたし、5月には日本のアーティストとして初めてロンドンのO2アリーナでヘッドライナーを務めたし、8月にリリースされたアルバムのMetal Forthは日本のバンドとして初めてBillboard 200のトップ10に入ったしね。
2025年は、バンドにとって15周年記念でもあった。
 
言うまでもなく、マニラでのショーは完璧で、音楽の狂乱で、感覚の過負荷だった。
Metalverseの熱狂的なオープニングパフォーマンスの後、照明が落ちて、まもなく光と音の爆発がアラネータ・コロシアムを埋め尽くした。
 
圧倒的な才能がある神バンドに支えられ、ボーカリストのSu-METALとシンガー/ダンサーのMOAMETALとMOMOMETALは、フィリピン人のトレードマークである温かさと、目の前で起こってるという事実を信じることが出来なかった熱狂的なファンの叫びと喝采に迎えられた。
綿密に計算され、完璧に披露された12曲のセットリストで、ファンに人気のある曲が次々とプレイされる度にサークルピットが起こり、大合唱が響き渡り、ダンスムーブが圧倒的な音楽と組み合わさった。
Rage Against the Machineのトム・モレロ、アメリカ人シンガーのPoppy、デスコアバンドのSlaughter to Prevailを含めたコラボ相手がビデオに登場すると、大喝采がいっそう大きくなった。
 
そして本当に素晴らしいショーがすべてそうであるように、その夜はファンがいっそうBABYMETALを愛することになり…、またすべてを経験したいと思うようになった。
 
BABYMETALは、めっちゃ忙しいのに、Pulpマガジンに独占インタビューをさせてくれた。
それはファンがフィリピンにまた来てくれるのを待つ間、持ちこたえることが出来るようにしてくれる。
 
 
Q:おめでとう!
見事なショーだったね!
マニラでの初めてのショーをどう思った?
 
すぅ:私たちの音楽は、パフォーマンスとファンの反応を通して進化するんです。
そして6か月かけて磨きをかけて、すべての曲が最終形になったことが嬉しいです。
フィリピンのファンが新曲に合わせて踊って歌ってるのを見ると、すごく嬉しくなりました!
 
 
Q:ツアーでの1日の過ごし方を教えてもらえる?
 
もあ:毎朝、最初に歯を磨いて顔を洗います。
その後はヨガマットを敷いてストレッチです。
ヘドバンに備えて首と肩をしかりほぐすんです…。
それが私の朝のルーティンです!(笑)
夜はシャワーを浴びた後にストレッチボールでまたストレッチをします…。
出来るだけ早く寝るのが好きなので、夜のストレッチは朝よりちょっと短いです。
そしてもちろん、ショーの1時間前のストレッチも忘れません。
正直、私がいつもやるのってストレッチだけですね…。
ちょっと退屈なルーティンです。(笑)




Q:BABYMETALのショーはいつも音的にもビジュアル的にもぶっ飛んでて、世界中のファンはいつも100%の楽しさをもらってる。
どうやってパフォーマンスでそんな一貫したエネルギーと素晴らしさを維持してるの?
 
百々子:私たちは暑い夏でもエアコンなしで練習しますし、ツアー中は最低限の休憩でタイトなリハーサルスケジュールを組んでるんです。
ツアー中はほぼ毎日踊ってるのに、1週間でもそこから外れるとスタミナが落ちてるって感じるんです。
それが私たちには怖いんですよ。
 
 
Q:最新アルバムのMetal Forthは、BABYMETALのサウンドとスタイルをさらに広げただけでなく、トム・モレロ、Poppy、Spiritbox、Slaughter To Prevailのような多くの世界的な大物とのコラボをたくさんやった。
一緒にやるアーティストをどうやって選んだの?
そもそもどんなところに惹かれたの?
 
もあ:ニューアルバムで、私たちは7組のアーティストとコラボしました。
みなさんすごくクールですし、私はみんな本当に大好きです。
殆どの場合で、まずはフェスでその人たちとつながって、そこから関係を築きました。
Slaughter To PrevailとSpiritboxとの曲は、すごく早くできたのを覚えてます。
Polyphiaをフィーチャーしたのは2回目です…。
それらのコラボを通して、みなさんとの間に築いた確かな信頼があるんです。
Electric Callboyともかなり仲良くなりました。
私たちはコラボしたアーティストのみなさんを本当に尊敬してます。
一緒にツアーしたことは、PoppyとBloodywood(の音楽)を発見し、みなさんのワンダフルな人柄にも触れる機会を与えてくれました。
音楽のスタイルは違ってるも、それぞれ自分の音楽に強い信念を持ってるので、それが私たちが深く共感するものなんです。
私たちはみんなメタルを愛し、メタルの壁を打ち破って、メタルの繁栄を見たいと思ってるんです。
だから積極的にコラボを実現させることが出来たんです。
一緒にやってきたそれぞれのアーティストには、みんなすごく魅力的な面があるので、ライブパフォーマンスの時、“彼らのファンが私たちのやってることに興味を持ってもらえるように、このコラボに一所懸命取り組まなければならない”って思うんです。
 
 
Q:ジョーダン・フィッシュは、Poppyとのコラボのfrom me to uの共同作曲とプロデュースをした。
その経験はどんなだった?
 
すぅ:ジョーダンは私たちのことをよく理解してくれてて、私たちの強みを引き出す方法を知ってるんです。
なのでまた彼と一緒にやれて楽しかったですね。
彼は新しく、未来的な雰囲気を持つ大人っぽくてもKawaiiメタルな曲を作ってくれて、それがBABYMETALの新しい代表曲なんです。
 
 
Q:Metal Forthは、Momometalが正式メンバーとして参加した最初のアルバムでもある。
Momometalはどんな影響をもたらしたの?
そして百々子、君にとってどんな経験だった?
 
もあ:Momometalが参加した最初のアルバムは、完全にワイルドなものになりました!(笑)
彼女は自分の強い個性を見せてくれました。
デスグロウルを加えて、本当にユニークで、代わりがきかないキャラクターを加えてくれました。
Su-METALの声も深みを増してます。
リリースする度に、彼女は声の新し側面を出すことで、私を驚かせ続けてます。
そしてこのニューアルバムで、彼女はまた進化しました。
2人のおかげで、今までで1番の作品が出来たと思います。
このBABYMETALの新しい賞をみなさんが楽しんでくれるといいなって思います。
 
百々子:新しいアルバムで、今の私たちを形作るものを大切にしつつ、私たちは新しいジャンルへの扉を開いたものを作ったと思います。
新しいBABYMETALとして最初に撮ったミュージックビデオはメタり!で、特にそれが印象に残ってます。
暑い夏の日に倉庫みたいな場所で撮影したんです…。
撮影中、みんな汗だくだったことを覚えてます!(笑)
本当に日本のお祭りみたいだって感じましたね。
 
 
Q:そういったコラボとBABYMETALの物凄いツアースケジュールによって、Kawaiiメタルはいっそう拡大していってるように思える。
バンドの音楽の方向性はどこに向かうと思う?
 
すぅ:ONLY THE FOX GOD KNOWS!
 
 
Q:バンドとして15周年を迎えた今、自分の目標や期待はどう変化した?
 
すぅ:これからの私たちの1番の目標は、メタルフェスでヘッドライナーをやることです。
15年やってきて、BABYMETALに影響を受けたから音楽をやり始めたって言ってっくださるのを耳にするようになりました。
それって驚きですし、私たちは誇りと責任を感じてます。
先輩たちの足跡を追いかける立場から、次の世代を導く立場になってるんです。
私たちは、自分たちがメタルの次の世代であることを示したいんです。
そしてフェスでヘッドライナーを務めることが、その究極の目標だと信じてるんです…。
なのでいつかヘッドライナーを務めたいです!
 
 
Q:フィリピンでの経験について最後に思うことは?
 
百々子:すごく楽しかったです!
どんなお客さんが私たちを待ってるのかを見ることにワクワクしてたんです。
そしてショーに来てくださった人たちに会うことが出来て、一緒に最高の思い出を作ることが出来ました。
ステージに立つ前からBABYMETALチャントが聞こえてきて、すごくテンションが上がりました!
残念ながら、街を探索したり、伝統的な食べ物を試したりすることは出来なかったので、次は絶対に試してみたいです!
 
 
 
 
-taylo-
次があるといいな!
 
 
i_shaddix
彼女たちがフィリピン人の愛や感謝や称賛を感じてくれたことが嬉しい!
 
 
Tenchi_M
俺はまだロスから完全に回復してないよ。
また戻ってきてくれ…。
 
 
_potatopapa_
Metalverseのお最後のメッセージが、“Babalik po kami!(また戻ってきます)”だったことをもっと話すべきじゃね?
“See you”とは違うんだ。
彼女たちは確実に戻ってくるんだよ。
これは願望じゃないぞ。

 
 



 
 
 
 
日本のラブソング・ベスト100:
https://brutus.jp/magazine/issue/1041/

50位 「The STANDARD」奥田民生
49位 「強く儚い者たち」Cocco
48位 「SAYONARAベイベー」加藤ミリヤ
47位 「ギブス」椎名林檎
46位 「Drifter」キリンジ
45位 「打上花火」DAOKO × 米津玄師
44位 「愛してる.com」大森靖子
43位 「AXIA ~かなしいことり~」斉藤由貴
42位 「恋におちたら」Crystal Kay
41位 「踊り子」Vaundy
40位 「あなた」小坂明子
39位 「花火」aiko
38位 「また逢う日まで」尾崎紀世彦
37位 「JOY」YUKI
36位 「ザ☆ピ~ス!」モーニング娘。
35位 「スローバラード」RCサクセション
34位 「接吻」Original Love
33位 「君はロックを聴かない」あいみょん
32位 「デイ・ドリーム・ビリーバー~DAY DREAM BELIEVER~」THE TIMERS
31位 「恋におちて -Fall in love-」小林明子

30位 「エイリアンズ」キリンジ
29位 「Missing」久保田利伸
28位 「SEVENTH HEAVEN」Perfume
27位 「ラブレター」THE BLUE HEARTS
26位 「DEPARTURES」globe
25位 「サンキュ.」DREAMS COME TRUE
24位 「慟哭」工藤静香
23位 「らいおんハート」SMAP
22位 「SAY YES」CHAGE and ASKA
21位 「香水」瑛人
20位 「TO BE」浜崎あゆみ
19位 「帰れない二人」井上陽水
18位 「やさしい気持ち」Chara
17位 「CHE.R.RY」YUI
16位 「John and Yoko」KOHH
15位 「ひとつだけ」矢野顕子
14位 「化粧」中島みゆき
13位 「ミルクティー」UA
12位 「瞳はダイアモンド」松田聖子
11位 「初心LOVE(うぶらぶ)」なにわ男子

10位 「First Love」宇多田ヒカル
9位 「チェリー」スピッツ
8位 「明日、春が来たら」松たか子
7位 「LOVE涙色」松浦亜弥
6位 「シャ・ラ・ラ」サザンオールスターズ
5位 「MajiでKoiする5秒前」広末涼子
4位 「人魚」NOKKO
3位 「カルアミルク」岡村靖幸
2位 「優しい雨」小泉今日子
1位 「DESTINY」松任谷由実
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
社会的なメッセージを歌っているのは僕にとってはごくふつうのことなんですよね。いろいろなことを偏らずに歌わないと。妙なラヴソングばかりだと変じゃないですか、いい大人が。世間のこととか政治的なこととか、ふつうに歌っていけばいいんですよ。
忌野清志郎

 
 
https://www.reddit.com/r/BABYMETAL/comments/1obdqak/pulp_magazine_interview_magic_madness_and_metal/