日本のテレビドラマで主役を務めた外国人だけど、なんでも聞いてくれ part2 【海外の反応】


 
 
本日は、日本のテレビドラマで主役を務めた外国人だけど、なんでも聞いてくれ、のパート2です。
それでは、どうぞ。


 
 
 
 
eranbeard
俺は日本のテレビドラマで主役を務めたGaijinだ。
なんでも聞いてくれ。
2003年に、演技経験がまったくない俺が、当時日本で最も有名な俳優や女優(深田恭子、飯島直子、地井武男、玉山鉄二)と共演し、ロマンティックコメディドラマ“ハコイリムスメ”でつたない演技をしたんだ。
言うまでもなく、それは完全にユニークな日本だけの経験だったから、興味ある人のため裏話をシェアしようと思ったんだ。
当時、このドラマを観た人っているのかな…?
なんでも聞いてくれ。

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まだ日本に住んでるの?

 

    eranbeard
    いや、その後7年日本にいて、それからオーストラリアに移住した。
    出身はイギリスだよ。
     
     
    yoricm
    ↑日本で7年も暮らすなんて俺にとって夢のようだ。
    収入がそこまでない場合、家賃、食費、光熱費、交通費を賄うのってどれだけ大変だったの?
    小さなシェアハウスに住んでたの?
    それともアパート?
    言語の壁はそんなに大変じゃなかった?
    あと、日本人は他の国の人たちと比べて冷たかったり社交的じゃなかったりした?
     
     
    eranbeard
    ↑生活費は、当時だいたい1日2000円から4000円くらいだったね。
    ドルでいうと50ドル未満だ。
    でもそれは家賃は含まれてない。
    当時は日本の寮にいたから、家賃は安かったんだ。
    それに日本は食べるところや買うものをしっかり選べば、食費はかなり抑えられる。
    1年そこで過ごした後、俺は吉祥寺の小さなワンルームスタジオに引っ越した。
    そこの家賃は覚えてないけど、英語教師として週に3日働くだけで十分に払えるくらいだったよ。
    言語の壁は、ぶっちゃけ日本語が流ちょうになってからでも確実にあったね。
    一般に信じられてることとは違って、日常会話レベルの日本語を話せるようになることは、そんなに難しくないんだ。
    俺は6か月でそこまでになった。
    そしてそこから9か月後には、全国スピーチ大会にも出たんだ。
    でもガチの流暢なレベルになって、日本語でビジネスが出来るようになるのはすげえ難しい。
    日本語の読み書きを流暢にこなすなんて話にもならない…。
    で、日本人は冷たいか?
    YESでもありNOでもあるね。
    日本人は優しい心を持った美しい人たちで、リスペクトし、どんなことにも一生懸命やろうとする仏教の教えを大切にしてるんだ。
    そして表向きは外国人との交流を喜んでるけど、心の中では多くの人がちょっと怖がってる、或いは俺たちを信用してないと思う。
    閉鎖的な国だし、観光地として人気になったのって比較的最近だしね。
    多くの日本人は、外国人に会ったことさえなかったんだよ。
    俺が日本にいた時、身長が193㎝もあったし、日本語を話せる外国人はレアだから、エイリアンの珍品みたいに扱われたよ。
    それに俺がいた頃は、日本はあからさまにレイシストだったし、おそらく今でもそれは変わってない。
    攻撃的ってわけじゃないけど、控え目なものでもない。
    “外国人お断り”の張り紙は珍しいものじゃなかったし、たとえ日本語が流ちょうで、日本の習慣を日本人のように尊重してたとしても、いつだってGaijinだった。
    オーストラリアは、日本とは真逆の国だ。
    それこそ、ゴールドコーストにたくさん日本人がいた理由だと思う。
    通常、日本人サーファーたちは、日本社会の厳しさから逃れたいと思ってたんだ。
    オーストラリアの生活費は高いけど、土地が広いから、1平方メートル当たりの住宅コストは東京都心部と殆ど似たようなものかもしれない。
     
     
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    ↑ワォ、会話まで6か月で、スピーチ大会まで9か月?
    マジですげえな。
    すげえ努力したんだろうな。
    差別については、そんな風に感じた理由は理解できるよ。
    そういう経験をするのは、悲しい現実だ。
    日本人として言うと、殆どの人は差別的な意図や悪意を持ってるわけじゃないと思う。
    ただどう接すればいいか分からないんだよ。
    だからぎこちない振る舞いになったり、距離を置いちゃうんだ。
    でもそれをレイシズムのように感じた理由が完全に理解できるけどね。
     
     
    eranbeard
    ↑うん、完全に同意するよ。
    レイシズムって言葉は適切じゃないね。
    コミュニケーションや交流のやり方に関する理解の欠如に過ぎない。
    それが差別という形で現れるんだ。

 
healeyd
最高やん。
最近の韓国ドラマでも、経験が殆どないように思える欧米人の役者が出てくる。
その場しのぎでスカウトされるんだと思う。

 

    eranbeard
    うん、それかなりクレイジーだ。
    外国人の演技なら、視聴者は演技の良し悪しに気づかないって思ってるんじゃないかな?
     
     
    healeyd
    ↑そうだと思う。
    ドラマをたくさん量産してるから、そんなに気にしてないんだと思う。

 
LivingLife-182
母親が日本人なのに、どうして日本語を話せないの?
バイリンガルとして育てられなかったの?
言葉が通じない環境で働くのってどうだった?
他の人たちにとってはどうだったの?
俺の日本での経験から、日本人の多くは通常、英語を全然話さないことは分かってるんだ。

 

    eranbeard
    ママは早いうちに俺に教えようとしたけど、多分俺が頑固な子供だったから諦めたんだよ。
    俺が20代前半の頃、ママは俺を勉強のために日本に送り出したんだ。
    そして日本語だけの高校の寮で、たったひとりの外国人として過ごした。
    そこでの経験だけでも1冊の本が書けるくらいだよ!
    撮影の仕事はハードだったね。
    ママがローマ字で書かれた台本をFAXで送ってきて、それを頭に叩き込んで撮影現場で話してた。
    自分がなにを言ってるのか分からなかった時さえあったよ!
    はっきり覚えてるのは、俺が台詞を言ったら、監督が“カット!”って叫んで、俺に近づいてきて“マークさん、これはベリーサッドシーンです。スマイルはやめてください!”って言ったことだ。
    俺が出会った日本人の大部分は英語を読めるんだけど、追い込まれない限りは喋らないんだよね。
    間違えるのを怖がってるだけなんだ。
    テレビの仕事のアロ、俺はビジネスレベルで日本人と日本語を話さなければならない仕事をしたんだけど、そっちはマジで大変だった。
     
     
    LivingLife-182
    ↑“マークさん、これはベリーサッドシーンです。スマイルはやめてください!”には笑ったわ。
    俺の経験でも、日本人と書面でやり取りは出来るけど、間違うのを怖がって話すことは殆どないね。
    日本人の聞き取り能力も欠けてる。
    日本人から聞いたところによると、学校では英語を話す機会なんてなくて、読み書きだけだからみたいだ。




miyaav
当時、日本語は話せたの?
台詞はどうだったの?
監督とかとのコミュニケーションは?

 

    eranbeard
    日本語を学び始めて3か月だったよ。
    でも、昼間は日本語学校に通って、夜は日本のスクールの寮に戻ってたから、かなり集中的に勉強してた。
    そこでは誰も英語を話さなかったしね。
    監督やキャストとのコミュニケーションは、難しかったよ。

 
wongchiyiu
オーディションを受ける前、共演する女優や俳優のことを知ってたの?
スクリーンでの印象と実際はどう違ってた?
演技や撮影の経験はどうだった?
特別な瞬間や印象に残ってることってあった?
そのドラマの後も演技を続けたいと思った?

 

    eranbeard
    俺は誰ひとり知らなかったけど、当時寮にいた日本人に話したら、みんな信じてくれなかったね。
    ひとりは、それは日本のマドンナと共演するようなものだって言ってた。
    スクリーン上と実際の違いは、ぶっちゃけ仕事以外で一緒に過ごし時間が足りなかったし、日本人じゃないから性格の微妙な違いなどが理解できなかった。
    演技の経験全体は、アメージングだったよ。
    どのシーンでも現場に人がいるんだ。
    エキストラの数にしろクルーの数にしろ、たとえ俺ともうひとりのキャストだけのシーンでも、カメラの後ろやセットのどこかに50人くらいいたんだよ。
    俺のシーンは色んなものがあって、町を全力で走ったり、凍えるような冷たさの滝の下に立ったり、顔を殴られたりね…。
    ある時、その日の最初の撮影に向かう時に電車で乗り過ごしてしまって、15分遅刻したんだ。
    日本じゃ絶対にやっちゃダメなことだけど、撮影現場ならなおさらだよ。
    監督は理解してくれたけど、待機してたエキストラをどれだけ待たせちゃったか気づいた時は、胸が痛かった。
    少なくとも30人が撮影の時に背景にいるためだけにお金を貰ってたんだ。
    で、演技を続けるかって?
    まぁそれがどれだけ難しいか、どれだけ多くのトレーニングと練習が必要だか気づいたよ。
    その分野でキャリアを突き進む気はなかったけど、演技の難しさを理解することにはなったね。
    ましてやそれで成功なんて。

 
mikan13
今はなにしてるの?
聞いていいかな?

 

    eranbeard
    嫁と一緒にジュエリーブランドを立ち上げるつもりだ。

    https://www.instagram.com/Edme_studio/
    その前は、結婚式のカメラマンとして働きながら、Shotkitっていうウェサイトを運営してた。

 
Grouchy-Community-14
やり直せるなら、またやる?
もし同じ立場の人が同じようなことしたいと思ったら、なにを勧める?

 

    eranbeard
    絶対にまたやるよ。
    他の人に同じ機会があったら、その唯一無二の経験をしっかり味わうべきだと伝えたいね。

 
MathematicianWarm204
何年も前に玉山鉄二のドラマや映画を観まくってた時、ハコイリムスメを観始めたんだ。
でも当時は俺の日本語の知識が限定されてたし、字幕もなかったから殆ど理解できなくて、観るのを諦めたんだ…。
だけどこのスレで、また観直したくなかったよ!
あと質問なんだけど、撮影してて学んだり経験したりした中で、1番楽しかったことや興味深かったことや予想外だったことってなに?
撮影中の面白いエピソードってある?

 

    eranbeard
    どこでもストリーミングされてるとは思わないけど、見つけたら俺に教えてくれ。
    俺の最初のシーンであり、俺の人生初めての演技は、いきなり主演女優に顔を殴られるシーンだったんだ。
    その時は、シーンの内容も、自分の役が物語の中でどういう意味を持ってるかも完全には理解できてなかった。
    だって脚本は最初から全部完成してるわけじゃなくて、視聴者の反応や視聴率を見ながら作っていくやり方だったからね。
    周りにクルーがたくさんいる中、ロープの橋に立って、殴られた振りをするんだけど、タイミングがすげえ難しくて、何度も撮り直したよ。
    ぶっちゃけ、かなり気まずくてみっともないスタートだった…。
    もうひとつのシーンでは、凍えるような冷たさの滝の下で祈る振りをさせられた…。
    今でも理由が分からない!
    あと、ドラマが放送されて、俺が有名になるにつれて、撮影を見に来るファンが増えたね。
    東京都心から1時間くらい離れた山の中で、撮影はだいたい早朝だから、どんな人たちが見に来るのかを観察するだけでも印象的だったね。
    ある日、朝早くから見てた女の子が、俺になにかを渡そうと声をかけてきたんだ。
    それは彼女が作った俺の役のミニチュア人形だったんだ!
    あれはすげえ感動的だったね。
    彼女は1日中遅くまでいて、最終の電車を逃しちゃって、気の毒で俺がタクシーで送ってあげたんだ。
    ただ俺の厳格な男子寮の部屋にこっそり彼女を連れこまなければならなかった。
    そして彼女をベッドで眠らせて、俺は床で寝た。
    マジでなにもなかったぞ!
    撮影が進むにつれて演技はちょっと上達したけど、殆ど自分が言ってることも全体のプロットも理解できなかった。
    漢字が読めなかったしね!
    その結果、放送されてから、あのシーンは重要だったんだって気づいて、自分の演技のスタイルが全然合ってなかったことに気づくことになったんだ!

 
loversballad
ワォ、ハンサムだな!
当時、日本の別のテレビ番組に出る機会があったら、出てる?

 

    eranbeard
    100%出てるよ!
    すげえ楽しかったしね。

 
No_Function5145
今でも日常会話レベルの日本語は流暢に話せる?
最近、休暇で日本に戻った?
そのドラマは絶対にチェックするよ。
昔の日本のドラマが大好きなんだ。

 

    eranbeard
    俺の日本語はマジで錆びついたよ。
    単語をたくさん忘れちゃった。
    だけど1か月くらい勉強すれば、いけると思う。
    数か月後に日本旅行を計画してうし、日本語をまた話すのを楽しみにしてる。

 
eranbeard
OK、もう十分時間が経ったし、そろそろ話してもいいかな。
テレビの仕事が決まった時、イギリスにいた日本人のママにそれを伝えて、撮影現場で読めるようにローマ字にしてもらうために台本のコピーをFAXで送ったんだ。
ママは長いことイギリスに住んでたから、そのドラマに出る俳優や女優のことは誰も知らなかった。
だから日本の友達に話したんだ。
言うまでもなく、俺がその人たちと一緒にドラマに出てると言ったら、みんなびっくりしてたよ。
やがてギャラの話になって、ママは俺のギャラが英語の教師の仕事より少ないと聞いて、ショックを受けた。
当時有名だった日本の女優の相手役なのに、どうして僅かなギャラしか貰えないんだ?ってね。
そしたら大阪育ちのママが、俺が働いてたスクールのボスにFAXを送って、俺を助けようとしたんだ。
そのボスは、俺にオーディションを受けるように勧めてくれた人で、テレビ局も紹介してくれて、ギャラの一部を俺に払ってくれた仲介役でもあったんだ。
FAXの内容は丁寧だったけど、かなり要求的で、ギャラのアップを求めて、そうしないとドラマでの今後の役を検討するって書かれてた。
それが大きな間違いだったんだ。
次の日の朝、ボスから電話がかかってきた、
ボスは日本語で電話越しに俺を罵倒して、電話を切った。
なにを言ってるのか分からなかったけど、激怒してるみたいだった。
続いて、ドラマのディレクターから電話がかかってきた。
彼は落ち着いた英語で、大きな問題があるからスクールに行くように言った。
スクールでは、ボスはまだ激怒してたけど、通訳がいて、俺がギャラを増やすように要求したのは大きな間違いで、もうおまえは撮影に行くことはないと言われた。
まだ第1話の撮影が終わったばっかだったら、俺を外してたら大変なことになってただろうね。
後になって、俺のスクールのボスはテレビ業界と繋がりのあるYakuzaの大物だと知った。
FAXを読んだその日にフジテレビの社長をスクールに呼び出して、壁に押し付けて首を絞めて、俺をドラマから降ろすだけじゃなく、芸能界のあらゆる仕事から締め出すように要求したんだ。
そこは生徒が10人くらいの小さなスクールで、ボスなんて普段は何者でもないってことを忘れないでくれ。
見た目も怖くなかったけど、明らかに手を出しちゃいけない裏社会の人だったんだ!
日本の最もビッグなテレビ局の社長に対して、あんなに力を持ってる人がいるなんて考えられない。
1週間後、フジテレビのチームと会議をした。
彼らは、俺がドラマに出続けられるように交渉がまとまったと教えてくれたけど、条件は、毎日自分で現場に行くことと、スクールのボスからではなく、フジテレビから直接ギャラを貰うってものだった。
それまでは、撮影の日は毎日誰かに車で迎えに来てもらってたんだ。
その後は、スクールのボスにもそのスクールの関係者にも会うことはなかった。
そのことをママに話したら、ママは友達に話した。
そしてみんな口を揃えて、その状況がどれだけ危険か、警察と話すために日本に行く必要があるかもしれないってことをママに話したんだ。
結局なにもなかったけど、そこから数か月、俺は不安を抱えてたよ…。

 

    Borinquena
    マジかよ!

 
 



 
 
 
 
それおそらくフジテレビの社長じゃなくて、お偉いさんかなにかでしょ…。
さすがにそんなことでそこまで社長を詰めたりします?
芸能事務所をやってる人が経営してる英語スクールでググったら、いくつか出てくるんですけど、この話の時にはまだやってなかったものばかりなので、今は存在しないのかもしれません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私が思うに、映画俳優にとって必要欠くべからざる条件は、ただもう、何もしないことだ。演技なんかしないこと、何もうまくやったりしないこと。そして、とにかく、できるだけ柔軟性のある動きができること。
アルフレッド・ヒッチコック

 
 
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